共同研究の中間報告をする島根大の学生=松江市西津田9丁目、開星高校
共同研究の中間報告をする島根大の学生=松江市西津田9丁目、開星高校

 【松江】松江市西津田9丁目、開星高校で4日、島根大と学校デザインの共同研究の中間報告会があり、高校2年の生徒約160人が参加した。

 開星中学・高校を運営する学校法人大多和学園の100周年記念事業の一環で、食堂や図書館、ラウンジなどの改修を予定する。

 同大総合理工学部建築デザイン学科の井上亮研究室の学生10人と開星高の2、3年生25人が食堂の改築を進める。

 食堂の利用状況や生徒との意見交換を踏まえ、中間報告では女子生徒が利用しやすい席の並びを工夫し、本の配置や木材や布を使ったデザインを示した。改修は8月の完成を目指し、活動に興味のある生徒を募り作業を開始する。

 活動に参加する2年の糸賀亜夏華(あげは)さん(16)は「発表を聞いて具体的なイメージが湧いた。使いやすくするため、話し合いで良い意見を出したい」と話した。(小豆沢颯太)