6月定例議会を傍聴する六日市小学校の6年生=島根県吉賀町六日市
6月定例議会を傍聴する六日市小学校の6年生=島根県吉賀町六日市

 島根県吉賀町六日市、六日市小学校の児童が7日、開会した6月定例町議会を傍聴し、議員と執行部の議論を見守り、町の取り組みと議会の仕組みに理解を深めた。

 傍聴したのは6年生11人で、この春から社会科で政治について学ぶ。憲法や衆参両院といった基礎知識を学んだ後、5月に身近な町の取り組みに目を向けた。町の教育プログラム「サクラマスプロジェクト」や子どもの医療費と給食費の無償化といった子育て支援策を町保健福祉課に聞き取りした。

 施策を実行するには予算案を議会が承認しなければならない。議会事務局や議長に聞き取りし、町と議会の役割を学んだ。

 この日は実際に予算審議を見学しようと、本会議を傍聴した。

 傍聴した林奏良(そら)さん(11)は「内容は難しかったけど、議員さんと町長さんたちが、熱心に質疑をしていて、町のことを考えていることが分かった」とし、泉妻(いずのめ)晃介さん(11)も「かっこいいなと思った。将来やってみたい」と関心を持った様子だった。

(藤本ちあき)