着物を仕立て直した作品の展示を確認する関係者=島根県奥出雲町三成、三成中央公民館
着物を仕立て直した作品の展示を確認する関係者=島根県奥出雲町三成、三成中央公民館

 島根県奥出雲町三成、三成中央公民館で着物リメーク教室「すみれ会」の作品展が開かれている。不要になった着物をワンピースなどに仕立て直した約80点が並び、来場者の関心を集めている。無料、28日まで。

 同教室は公民館が開き、雲南市と奥出雲町の計約20人が参加する。断捨離などで捨ててしまう着物を分解して洗い、アイロンをかけた生地を使って、思い思いの作品に仕上げている。

 作品展では教室の講師・吉川しのぶさんと受講生の作品を展示した。夏用の黒い着物を使用した透け感のあるカーディガンや、花柄小紋の着物を使ったワンピースなど素材の色合いや風合いを生かした作品が目を引く。着心地が良く、普段着として着ているものもあるという。

 メンバーで同公民館主事の石原朗子(あきこ)さん(55)は「不要になったものでも、少し手を加えるとすてきなものに変わる」と話し、来場を呼びかけた。

 午前8時半~午後6時。(山本泰平)