山陰両県は15日、高気圧に覆われ各地で気温が上がり、鳥取と倉吉の33・3度、松江の32・7度など、両県29観測地点のうち11地点で今年最高を記録した。21地点で30度以上の真夏日となった。

 松江、鳥取両気象台の観測データによると、ほかに米子33度、境32・7度、出雲32・1度、大田32度を記録し、9地点で8月上、中旬の平均的な暑さを上回った。

 午後1時40分ごろには、部活動で大山(鳥取県大山町大山)を登山中の松江市内の女子高校生が、熱中症のような症状で夏山登山道6合目付近で動けなくなり、顧問が通報した。琴浦大山署によると、鳥取県消防防災ヘリコプターで救助され命に別条はない。5人で登山中だった。

 広島地方気象台によると、16日は山陰両県の上空で大気が不安定な状態になり、雨が降る見通し。