企業担当者(右)から仕事の話を聞く生徒=島根県川本町川下、川本中学校
企業担当者(右)から仕事の話を聞く生徒=島根県川本町川下、川本中学校

 【川本】島根県川本町の中学生と事業所が対話するセミナーが18日、同町川下の川本中学校であった。1年生20人が企業・団体の担当者から仕事の内容ややりがいなどを聞き、将来の参考にした。

 セミナーでは金融機関や製造業、社会福祉法人など五つの企業・団体がブースを構えた。生徒は5グループに分かれ、各ブース15分間、担当者から業務の内容や魅力、必要な能力などを聞いた。

 町内に支店を置く島根中央信用金庫のブースでは、同信金の前身の一つが1948年設立の川本商工業協同組合だったことを説明。中小企業や個人に融資して地域社会の発展に貢献していることを学んだ。

 1年の奥羽場ゆりあさん(13)は「名前は聞いたことがあるけど、仕事の内容を知らなかった会社のことがよく分かった」と話した。

 セミナーは町内就職を促進しようと、一般社団法人かわもと暮らしが2022年から開き、3回目を迎えた。(佐伯学)