作品を手にし、談笑する島谷幸吉さん(左)と川上真人さん(中央)と月森智多美さん=松江市御手船場町、しまね信用金庫
作品を手にし、談笑する島谷幸吉さん(左)と川上真人さん(中央)と月森智多美さん=松江市御手船場町、しまね信用金庫

 松江市白潟地区の4人による、つまみ細工や木彫り彩色レリーフなどの作品展が、しまね信用金庫本店(松江市御手船場町)で開かれている。古着を使った人形や鉛筆で書いた似顔絵など約60点が並ぶ。入場無料、28日まで。

 4人は飲み仲間の川上真人さん(80)、島谷幸吉さん(80)、土屋博紀さん(47)、月森智多美さん。川上さんと月森さんが10年以上前に2人で展示を始めて以降、メンバーを入れ替えながら合同展を続けている。

 川上さんは、薬師丸ひろ子さんら往年の俳優の似顔絵を出展。2Bの芯で濃淡をつけ、目に力が宿るよう描いた。月森さんは靴下を活用してつくる「ソックス人形」や古着を使ったドレスを着せた人形を出品した。

 島谷さんと土屋さんは、木彫り彩色レリーフに取り組む。島谷さんは宍道湖七珍をテーマに作品を製作。宍道湖に沈む夕日の絵と合わせ、松江らしい雰囲気が出るよう工夫した。土屋さんは、昔飼育していたアロワナをモデルにした作品で来場者の目を引いた。

 島谷さんは「さまざまなジャンルの作品を並べた。それぞれの趣味や感性を楽しんでほしい」と呼びかけた。(新藤正春)