2023年4月にリニューアルオープンした益田市本町の市立歴史文化交流館・れきしーなの来場者数が29日に1万人を超え、節目の来場者となった市内在住の男性に山本浩章市長から記念品が贈られた。
1万人目となったのは同市染羽町の高校魅力化コーディネーター中山純平さん(35)。長女の心稔(ここね)ちゃん(1)と来館し、山本市長や、れきしーなのスタッフから記念品として市特産のアムスメロンや中世益田の歴史関連書籍などを受け取った。
中山さんは「益田の歴史を学ぼうと、初めて来館した。施設を巡り、益田のことをもっとよく知りたい」と話した。
れきしーなは、日本遺産に認定された同市のストーリー「中世日本の傑作 益田を味わう」の構成文化財である市内の寺社などを紹介する施設。
建物は1921年に美濃郡役所として完工した木造平屋入り母屋造りで、83年5月に市立歴史民俗資料館として開館、96年には国の登録有形文化財に指定され、市が2021年度から約1億4千万円を投じて改修した。(中山竜一)