首相メッセージを読み上げる竹山勝彦会長=浜田市殿町、市役所
首相メッセージを読み上げる竹山勝彦会長=浜田市殿町、市役所

 7月の「青少年の非行・被害防止」「社会を明るくする運動」の全国強調月間に入った1日、各地でセレモニーがあった。浜田市殿町の市役所ではメッセージ伝達式があり、保護司らが非行や再犯を社会全体で防ぐことを誓った。

 浜田、江津両市の保護司でつくる浜田地区保護司会や浜田署、市など関係者約40人が参加。大津市で保護司の男性が保護観察中の男に殺害された事件を受け、黙とうをささげた。

 浜田地区保護司会の竹山勝彦会長(71)が、人間関係が希薄化し望まない孤独が増えているとし「生きづらさは誰もが抱える。互いを理解し誰もが支え合う社会の実現が重要だ」との首相メッセージを代読。竹村史嗣浜田署長が県知事、県警本部長、県教育長による3者連名の青少年の非行・被害防止メッセージを読み上げた。

 竹山会長は「大津市の事件で保護司が動揺していることはない。与えられた責任と義務を果たしたい」と強調した。続いて、ゆめタウン浜田で保護司や署員が買い物客に強化月間の啓発チラシを配布した。

(宮廻裕樹)