昨夏覇者で甲子園を経験した選手も多く残る。守備を固め、走塁を中心にゲームを組み立たい。大館主将は「2連覇を目指し、まずは一戦必勝でやっていきたい」と見据える。

 投手陣は昨夏準決勝で完投し、優勝に貢献した山田がスライダーを武器にした安定感のある投球で中心的な役割を担う。ともに身長185センチの島田と西田は力強い投球が持ち味で、山田を合わせた3人の起用法が鍵を握る。左腕の木村、川口を含めた投手陣を捕手勝部らのセンターラインが支える。

 攻撃は積極性が光る勝部、広角に打ち分け盗塁も狙える大館、長打も期待できる竹田に注目。小技も使ったつなぐ打線で「無安打でも得点」できる野球を目指す。

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