「真打ち」は、落語界で技量が最上級の人を意味する。その真打ちに、松江市出身の立川幸之進(たてかわ・こうのしん)(44)=本名・石飛優介=が2025年5月に昇進する。東京の落語界で山陰両県出身者としては初めてという。表面的にはひょうひょうと、内面では強い決意をにじませる姿を追った。(Interview・新藤正春)