ドラムやマリンバ、ビブラフォンといった約20種類の打楽器を使った演奏会が26日、島根県邑南町矢上の矢上交流センターであり、住民70人が多彩な音色に耳を傾けた。
演奏したのはいずれも福岡県を中心に交響楽団などで活動する山口智史さん(36)と、松本眞弥さん(29)、麻里さん(28)の姉妹。
タンバリン2個を使い、たたいたり小刻みに震わせたりして演奏する曲や、9個のドラムを3人でリズムよくたたく曲など14曲を披露した。
楽器だけでなく、タイプライターを打つ音や紙やすりをこする音を利用した斬新な演奏もあった。
運動会でよく使われる速いテンポの「道化師のギャロップ」では軽快な演奏に合わせて自然と手拍子が起こり、会場が一体となった。
矢上小学校3年生の白須大楽さん(7)は「知っている曲もあり、ノリノリになれて楽しかった」と笑顔だった。演奏会は地元住民でつくる実行委員会が初めて企画した。(吉野仁士)