出雲市大社町杵築東、島根県立古代出雲歴史博物館で28日、弥生土器の破片の拓本を取り、オリジナルうちわを作るイベントがあり、家族連れら14人が挑戦した。
出雲市斐川町の荒神谷遺跡で大量の青銅器が発掘されて40周年になるのを記念して開催中の企画展「荒神谷発見!出雲の弥生文化」の関連イベントとして実施した。県内で出土した土器の破片を数十種類用意。網のような文様から、三角形のようなデザインが入ったものまでさまざまあり、参加者はお気に入りの土器の拓本を取った。
土器の拓本の周りは、色紙を張ったり、県の観光キャラクターしまねっこのスタンプをしたりして、デザインに工夫を凝らし、自分だけのうちわを完成させた。参加した城北小3年の山本樹さん(8)は「いいうちわができた。自宅で使いたい」と満足そうに話した。
また、館内では出雲農林高校の生徒が生産した農産物の販売、しまねっこのステージもあり、多くの来場者でにぎわった。(佐野卓矢)