長かった-。
「TAISHA」のユニホームを着た選手の歓喜に、そう感じた人は多いだろう。
7日に開幕する第106回全国高校野球選手権大会に、古豪大社が32年ぶり9度目の出場を決めた。堅守と機動力を武器に聖地・甲子園に久しぶりに戻る。
32年間は長いトンネルだった。島根大会決勝で敗れたのは6度。あと一歩届かず、多くの球児がグラウンドに膝をつき、涙を流した。
積年の思いを聖地でぶつけるときが来た。臆することはない。皆には仲間、家族、OBら多くの支えがある。繋(つな)がりを力に「一致団結」して暴れてこよう。
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