大社高校の試合終了後、出雲市内には二重の虹が架かった(国土交通省出雲河川事務所のXより)
大社高校の試合終了後、出雲市内には二重の虹が架かった(国土交通省出雲河川事務所のXより)

 大社ナインが19日の準々決勝で神村学園(鹿児島)に敗れた直後、出雲市内で「二重の虹」が出現し、交流サイト(SNS)で「健闘をたたえるかのような虹」と話題になっている。

 偶然にも2018年の夏に「金農旋風」を起こした金足農業(秋田)が決勝で大阪桐蔭に敗れた後に、甲子園と秋田県内で虹が架かっており、SNSでは「野球の神様は虹でねぎらってくれる」などのコメントが相次いだ。国土交通省出雲河川事務所は公式のX(旧ツイッター)で「きれいな虹が出ていました」と紹介した。

 アルプスでトロンボーンを吹いた吹奏楽部3年の奥野由愛さん(17)は、虹を背景に「感動と興奮をありがとう」と書いたメッセージボードを作り20日、帰着したナインを出迎えた。奥野さんは「感謝の気持ちを込めて書いた」と笑顔で話した。

 (片山皓平)