松江市玉湯町玉造の出雲玉作資料館で同町湯町の会社員、錦織透さん(66)の初の個展が開かれ、大胆な色使いの水彩画16点が来場者を楽しませている。31日まで。
錦織さんは10年前から、地元のテレビ番組などで活躍する、すやまとしおさんの絵画教室に通っている。松江市民美術展などに出品した水彩画16点を飾った。
玉湯町など身近な町並みのほかに、旅の中で出会った印象的な風景を写実的に描いた。水彩絵の具を塗り重ね油彩画のように力強く表現している。
島根県総合美術展で入選した「湘南の蒼い記憶」は勢いよく打ち付ける波の青と砂浜のコントラストが美しい。背景の空の色も海と違った鮮やかな青色が見る人を楽しませる。
夫婦で来場した松江市淞北台の奥田孝行さん(74)は「しっかりとした色使いに感動した。また見に来たい」と話した。
午前9時~午後4時半。月曜休館。
(林李奈)