【米子】山陰中央新報社文化センター松江教室で水彩画の講師を務める、マルチタレントのすやまとしおさん=米子市=ら3人の作品を集めた展示会が16日、米子市両三柳のコミュニティプラザ百花堂で始まった。日常の風景を描いた43点が来場者を楽しませている。25日まで。入場無料。
すやまさんは月2回、文化センターで受講生を指導する。自らの作品を披露するにあたり、米子市内の別の教室で教える米子市在住の倉敷卓(たかし)さんと、仙波明さんにも声を掛けた。
すやまさんの「美染(びせん)の刻」は、島根半島沖の日本海に沈む真っ赤な夕焼けを豊かな情感で捉えた。倉敷さんの「青雲」は米子市箕蚊屋地区から、田植えの終わった田んぼと後方にそびえる大山を描き、のどかな田園風景を表現した。仙波さんの「朝景(ちょうけい)」は、国道9号の公会堂前交差点を行き交う車と、立ち並ぶ建物を斬新なタッチで描いた。
すやまさんは「3人の絵に対する思いや情熱を感じてほしい」と来場を呼び掛けた。
会期中無休。開館時間は午前10時~午後6時。最終日は午後4時まで。 (柴田広大)