【出雲】出雲市所原町、朝山コミュニティセンターで29日、市南部の6コミュニティセンターの広報担当者が合同勉強会を開いた。住民に分かりやすく、「読まれる広報誌づくり」を目指して、理解を深めた。
朝山、乙立、稗原、上津、窪田、須佐の6コミセンから15人が参加した。山陰中央新報しんぶん学聞館(出雲市斐川町上庄原)の担当者が講師を務めた。
担当者が新聞を参考にして、大事な要点から書く「逆三角形」の記事の基本を紹介した。読み手にとって分かりやすく「レイアウトの際も、後ろの段落から削っていける」と利点を伝えた。
写真は風景をそのまま撮影するのではなく「人が入ると動きが出る」とし、撮影する際は、必ず被写体になる人に掲載の許可を取ることが求められるとした。
また、コミセンが作る広報誌は「住民との距離の近さが武器」とし、住民の疑問に答えたり、投稿欄を用意したりして、双方向性を持たせることを助言した。
参加した朝山コミセンの今岡宏センター長(63)は「広報の課題を共有できた」と喜び、須佐コミセンの佐貫守センター長(70)は「今後の広報誌作りに生かしたい」と話した。(佐野卓矢)