境港市が市民に配る「クタベ」をデザインした商品券(右)と「鬼太郎ファミリー」を描いた食事券
境港市が市民に配る「クタベ」をデザインした商品券(右)と「鬼太郎ファミリー」を描いた食事券

 新型コロナウイルスの影響で冷え込んだ地域経済の振興策として、境港市が市民に配る商品券のデザインに、同市出身の漫画家・故水木しげるさんが描いた江戸時代の妖怪「クタベ」が採用された。疫病退散の言い伝えがある妖怪で、新型コロナ収束の願いを込め、市民に楽しい気分で使ってもらう。

 市は市民1人当たり5千円分の商品券と、高校生以下の子どもを持つ世帯に、子ども1人当たり5千円分の食事券を3月上旬に配る。商品券は市内約230店舗、食事券は約120店舗で12月末まで利用できる。

 クタベは、富山県に現れた腹部の両脇にも目を持つ人面の牛。原因不明の難病の流行を見越し「われの姿を絵にして、家に貼っておけばその難から逃れるであろう」と予言したとされ、同市にある水木しげるロードの妖怪影絵の題材として親しまれている。食事券には、ねこ娘や一反木綿など「鬼太郎ファミリー」をあしらった。

 市水産商工課の担当者は「感染防止対策に気を付け、商品券と食事券を使ってほしい」と呼び掛けた。

      (園慎太郎)