1970~80年代の女子プロレスの隆盛と“最恐ヒール”として名高いダンプ松本の知られざる物語を描くNetflixの連続ドラマ「極悪女王」が9月19日から世界配信される。オーディションでメインキャストを勝ち取ったのは、ゆりやんレトリィバァ(ダンプ松本役)、唐田えりか(長与千種役)、剛力彩芽(ライオネス飛鳥役)。代役を立てず、ほぼ全シーンにおいてハードなプロレスアクションをやりきった3人に懸けた情熱や舞台裏を聞いた。 

 

 【目次】 

 (1)最初はアメリカで売れたくて 

 (2)フィクションじゃなくドキュメンタリー  

 (3)涙を流しながら食事 

 (4)覚悟表現した髪切りデスマッチ 

 

 

【(1)最初はアメリカで売れたくて】

 

 ▼記者 役柄を演じるにあたってレスラーの皆さんの魅力はどこにあると感じていますか。

 

 ★ゆりやん ダンプ松本さんは極悪のヒール、最恐レスラーですけど、元々は松本香さんというめっちゃかわいくってピュアでまっすぐな女の子。世の中や世間に怒っているだけじゃなく、自分に対してのもどかしさもきっとあったと思う。世の中の全員に嫌われても、悪役に徹するっていうのは本当に強さ、覚悟、優しさもあるんですけど、全ての感情が詰まった人柄で本当に全てが魅力。大好きな方です。...