海外で高く評価される日本のアニメ。その市場規模は3兆円に達する見込みともいわれているが、制作現場では劣悪な労働環境が問題となっている。約30年間で制作本数は3倍以上に増加する一方で(日本動画協会より)、スタッフ数は大きく増えておらず、人員不足の深刻化が進む。現場では新人を育成する余力がなく、これまで日本のアニメ業界が培ってきたスキルの継承が困難な状況に陥っているという。
このままでは、アニメ制作の技術がなくなってしまう―。そんな危機感を強く抱いた業界団体「日本アニメフィルム文化連盟」(NAFCA)は人材獲得、育成を目的にした「アニメータースキル検定」を創設。その申し込みをスタ...