目を引く見出しを考える生徒=津和野町町田、津和野中学校
目を引く見出しを考える生徒=津和野町町田、津和野中学校

 NIEチャレンジ校(実践指定校)の津和野中学校(島根県津和野町町田)で30日、1、2年生対象の新聞教室があり、計48人が記事の書き方や見出しの付け方を学んだ。今後、1年生は総合的な学習の時間に学んだ成果、2年生は修学旅行について新聞にまとめる。

 5月に新聞の基本や読み方を学んだ1年生の授業では、20人が山陰中央新報社の清水由紀子NIE担当の説明を聞き、見出し、リード、本文の役割と「逆三角形」の記事構成を復習。記事を書く時や見出しを考える時に必要な5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように・どうした)の要素を覚えた。

 記事は、最も言いたいことを短い言葉で表した見出しを考える▽短い文章で全体を要約したリードを書く▽本文で大事なことから1段落ずつ具体的に説明する-の順番に書くことを学んだ。新聞記事を読んで見出しを付ける作業にも挑戦し、読む人を引き付ける言葉を考えた。

 田中希依(きえ)さん(13)は「見出しの文字を大きくするように工夫したり、リードを分かりやすく書いたりして、人の目を引く新聞を作りたい」と話した。