タンパク質は生物の体をつくる最も重要な物質だ。人の場合、その種類は約10万ともいわれる。生命の誕生初期、タンパク質は単純な構造だったが、徐々に複雑で多様なものへ進化したと考えられている。一方、その過程で役割を失い、消えていったものもある。早稲田大や理化学研究所のチームは7月、そんな今は存在しない古代のタンパク質の...