萩・石見空港の滑走路を走る参加者=益田市内田町
萩・石見空港の滑走路を走る参加者=益田市内田町

 空港の滑走路を駆け抜ける萩・石見空港マラソン全国大会が20日、益田市内田町の同空港周辺であった。ハーフ、10キロ、ファミリー(2キロ)の3部門に島根県内外から約1900人が参加し、秋晴れの下で爽やかな汗を流した。

 益田市や空港の認知度を高めようと同市や市教育委員会、市スポーツ協会が主催し、17回目となる。空港滑走路の稼働時間が少ないのを逆手に取り、普段は立ち入れない滑走路をコースの目玉にしている。

 ハーフに935人、10キロに637人、ファミリーに146組347人が参加した。ハーフと10キロは県立万葉公園(益田市高津町)、ファミリーは空港を発着点とし、参加者は飛行機になった気分で走り抜けた。

 空港やコース沿いに配置された計約560人のボランティアスタッフがレースを支えた。沿道には市民が出て拍手や声援を送った。

萩・石見空港の滑走路を駆ける参加者=益田市内田町

 ファミリーの部に家族4人で参加した広島市の小学1年生坂口真一さん(6)は「滑走路は広くて気持ちがよかった」と話した。

(中山竜一)