子どもたちの前で太鼓を演奏する「AUN&HIDE」の3人=大田市久手町、久手小学校
子どもたちの前で太鼓を演奏する「AUN&HIDE」の3人=大田市久手町、久手小学校

 国内外で活動する和楽器の演奏グループ「AUN&HIDE(アウン&ヒデ)」のコンサートが23日、大田市久手町の久手小学校であった。高山小を含めた児童190人が太鼓や三味線、鳴り物による迫力のステージを楽しんだ。

 東京を拠点に活動する井上良平さん(54)・公平さん(54)の双子ユニット「AUN」と、HIDEさん(55)で構成。コンサートは民主音楽協会(東京都)が社会貢献の音楽普及事業の一環で主催した。1973年以降、全国の学校で開いている。

 井上兄弟が太鼓や三味線、しの笛を曲ごとに自在に操り、HIDEさんがチャンパという鳴り物で調子を刻んだ。アニメ映画・鬼滅の刃のテーマ曲や童謡メドレー、ソーラン節など計7曲を披露した。

 激しくも息の合った演奏で圧倒したほか、三味線を2人で同時に操るという妙技も飛び出し、会場を沸かせた。アンコールでは子どもたちに交じって演奏し、演奏の楽しさを伝えた。久手小学校6年の渡辺令菜(れいな)さん(11)は「めちゃくちゃ迫力があって、格好良かった」と興奮して感想を話した。(勝部浩文)