絵本を手に個性の大切さについて説明する谷口大智選手=松江市黒田町、JU米子高島屋ギフトサロン松江
絵本を手に個性の大切さについて説明する谷口大智選手=松江市黒田町、JU米子高島屋ギフトサロン松江

 バスケットボールBリーグ1部(B1)・島根スサノオマジックの谷口大智選手(34)が監修と文を担当した絵本「はいるかな」が完成した。動物がそれぞれの特徴を生かしてバスケットボールをする様子を通して、個性の大切さを伝える内容。「『君は君のまま』でという考えで頑張っていくのが大切」と呼びかける。 

 絵本は、谷口選手と絵本作家のはっとりひろきさん、グラフィックアーティストの左右田薫さんがコラボレーションして制作。B5変形判24ページで今月発売された。

 ストーリーは、木の上に設置されたバスケットゴールに向けて、ウサギやネコといった動物がシュートを放つ内容。実際のバスケットボールのように、協力しながらゴールを目指す場面などを、子どもたちが読みやすいように擬音語を使って表現している。

 28日に松江市内であったで読み聞かせイベントで、4人の子どもを育てる谷口選手は集まった親子連れに対し「それぞれの個性について悩むこともあると思うが、自分たちのペースでゆっくり成長していけば良いと思う」と述べた。

 「はいるかな」は、絵本通販サイト「YOMO」などで購入でき、1430円。(清山遼太)