松江市島根町大芦のマリンゲートしまね周辺で3日、秋の収穫を喜ぶ「ふれあいフェスティバル」があった。農水産物販売やかに汁の提供、太鼓演奏があり、秋晴れも手伝ってにぎわった。
地元商工会などで組織する実行委員会が主催し34回目。サザエご飯や加工品販売、飲食など19団体が出店した。町の太鼓グループ・潜戸太鼓のステージもあり、門出を喜ぶ「船出」など3曲を迫力たっぷりに披露して会場を景気づけた。
ひときわ盛り上がったのは、町内の定置網業者が当日水揚げしたアジやカマスなどを販売する魚介の詰め放題や野菜販売で、開場後間もなく完売に。かに汁は約200食分が提供され、行列ができた。
家族3世代で訪れた松江市美保関町北浦の浜田重美さん(82)は「かに汁はいいだしが出て、おいしかった」と話した。(森みずき)