島根半島最大の古墳時代前期とみられる前方後円墳が、松江市鹿島町北講武の堀部古墳群で見つかった。調査した島根県古代文化センターが19日、明らかにした。島根半島で同時期とみられる前方後円墳の確認は3例目。鹿島町内ではこれまでも多数の前期古墳が見つかっており、出雲地方の古墳時代前期の社会を考察する重要な資料となる。
【関連記事】
島根半島最大の前方後円墳 鹿島に有力者集中か海運交流で繁栄裏付け
同センターは、2019年度から鹿島地域を対象に前期古墳の調査研究を実施。22年度は島根県内最古級とされる前方後方墳の名分丸山1号墳(同町名分、全長40メートル)を確認した。今年は10月1日~12月下旬まで堀部1号墳の調査をしている。
その結果、堀部1号墳は全長が68メートルと判明。これまで、...