大雪の備えについて説明する門脇一理事=松江市末次町、市役所
大雪の備えについて説明する門脇一理事=松江市末次町、市役所

 山陰両県で降雪が見込まれる中、日本防災士会と松江市が13日、降雪時の注意点をまとめた動画を作成した。大雪時は車の立ち往生が起きることもあり、やむを得ず出かける場合は自家用車のガソリンを満タンにし、スコップなどの除雪道具を車に積むよう訴えた。

 松江、鳥取両地方気象台によると、冬型の気圧配置が強まる14日、島根県内は平地は一時的にみぞれが降り、山地では積雪が見込まれる。鳥取県内も平地で雪交じりの雨が予想される。両地方気象台は、早めの冬用タイヤへの交換や雪の付着による倒木に注意するよう呼びかけている。JR西日本は14日、木次線の一部を運休する。

 予報を受け、日本防災士会と市が動画を作成。同会の門脇一理事は、大雪時は外出せずに済むような備えが重要とし、最低3日分の水や食料、電気を使わない暖房器具やモバイルバッテリーの準備を求めた。出かける際は、長時間の立ち往生を見込み、車の燃料切れが起こらないような備えを説いた。動画は市防災危機管理課のX(旧ツイッター)で見ることができる。(松本ひろ)