江津市は、窓口で申請書を書かずに住民票などを受け取れる「書かない窓口」を2025年1月15日に始めると明らかにした。市内4カ所に設けるリモート窓口は1月下旬に順次設置し、サービスを始める。
自治体DX(デジタルトランスフォーメーション)と窓口改革の一環。
書かない窓口は、証明書の申請書や住民票異動届などの手続きの際、本人確認をした上で、窓口職員が来庁者に聞き取り、システム入力を行って作成する。
リモート窓口は、主にコンビニエンスストアが遠い地域の市民利用を想定し、コミュニティ交流センターなど4カ所にモニター付き専用操作端末を設置。委託事業者の案内で市民が操作し、住民票の写しや所得課税証明書などを申請できる。申請書類は後日、郵送で届く。
市政策企画課の無川未来也課長は「住民の利便性向上や負担軽減、職員の業務効率化につながる。検証しながらより良い形にしていきたい」と話した。(村上栄太郎)