ササを飾って門松を仕上げる生徒たち=鳥取市東町2丁目、鳥取城跡
ササを飾って門松を仕上げる生徒たち=鳥取市東町2丁目、鳥取城跡

 鳥取市東町2丁目、国史跡・鳥取城跡の中ノ御門表門前に24日、門松が飾られた。造園を学ぶ鳥取湖陵高校(鳥取市湖山町北3丁目)の生徒が造園業者に教わりながら、江戸時代の門松を再現した。2025年1月13日まで飾る。

 市教育委員会が城跡への愛着を深めてもらおうと、毎年企画する。今回は1、2年生の男女5人が参加した。

 門松は高さ2・7メートルで、竹1本を真ん中に立て、松やササの葉などで飾った。梅の花をかたどったしめ縄も取り付けた。江戸時代の鳥取藩と縁が深い徳川家の江戸城などに飾られた門松を、絵図を基に再現した。

 参加した2年の富山蒼斗(あおと)さん(17)は「見た目をよくするために竹をあぶって磨くのが難しかった」と話した。(桝井映志)