昨年12月30日夜に交通死亡事故があった境港市誠道町、県道米子空港境港停車場線で15日、境港署などによる広報検問があった。署員や市民ら約20人が運転者に横断歩道での歩行者保護の徹底や前照灯の早期点灯、ハイビームの有効活用などを呼びかけた。
事故は小雨が降っていた中で発生した。歩行中だった近くの70代女性が、中型トラックにはねられ、頭などを強く打って亡くなった。女性は信号機がない横断歩道の近くで倒れていた。
広報検問は事故現場から南に約400メートルの境港署誠道駐在所近くで実施した。鳥取県交通安全協会境港地区協会、境港安全運転運行管理者協議会、市交通安全指導員協議会、境港交通安全レディースクラブ、市の各関係者も参加。チラシなどを配り、誠道町内であった交通死亡事故などを受けて県内に交通死亡事故多発警報(6~15日)が発令されていることを伝えた。
境港署交通課の岡本卓也課長は、交通事故を防ぐための歩行者側の注意点として「夜間の外出時は明るい色の服装を心がけ、反射材用品やライトを携行して」と呼びかけた。(松本稔史)