HOTEL星取テラスせきがねの外観=倉吉市関金町関金宿
HOTEL星取テラスせきがねの外観=倉吉市関金町関金宿

 倉吉市関金町関金宿の「HOTEL星取(ほしとり)テラスせきがね」が4月26日に営業を開始する。旧国民宿舎(グリーンスコーレせきがね)だった施設をリニューアルして開業。2月1日からホームページで宿泊予約を受け付ける。

 運送業の流通(倉吉市巌城、江原剛社長)が市の指定管理者として運営する。地上2階・地下1階の新館と、地上4階・地下1階の旧館があり、客室数は計30室(定員計162人)。

 新館は施設全体で障害や年齢を問わず利用できる「ユニバーサルデザイン」を採用し、必要に応じてスタッフが介助する。愛犬と宿泊できる「ワンちゃん泊ルーム」4室も備える。

 旧館は教育研修やスポーツを目的にした合宿など大人数の利用も想定し、改修を進めている。夏ごろまでにリニューアルオープンし、両館合わせて年間約1万2千人の宿泊客を見込む。

 温泉施設には、大山山ろくが眺望できる露天風呂と本格的なロウリュ設備のあるサウナを設置。天体観測ができる展望デッキやバーベキューテラスもある。

 宮本立史支配人は「障害がある方や親子3世代での利用者たちが宿泊できるようデザインした。多くの方に利用してもらいたい」と話した。

(小林竜大)