乳幼児の救命方法について確認する参加者=松江市東津田町、津田公民館
乳幼児の救命方法について確認する参加者=松江市東津田町、津田公民館

 子育て中の家庭向けに乳幼児の救命方法などを学ぶ講習会が3日、松江市東津田町の津田公民館であり、親子連れや住民ら約30人が消防職員や防災士に教わり非常時に備えた。

 松江市消防本部の職員が乳幼児の人形を使用し、心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)の使用方法などを説明した。子どもとともに参加した松江市上乃木9丁目の新井祐子さん(34)は「一緒に参加できる機会は少ない。いざという時に動けるようにしたい」と振り返った。

 非常持ち出し袋をテーマにフリーアナウンサーで防災士の小笠原知恵さんも講演。袋の中身は家族構成で異なるとし、「無人島など何もないところに行くとしたら、何が必要になるかを目安に考えてみてほしい」と呼びかけた。講習会は津田公民館が子育て支援事業として開いた。

(新藤正春)