2025年秋に放送予定の松江市ゆかりの文豪・小泉八雲と妻・セツをモデルとしたNHK連続テレビ小説「ばけばけ」を地域振興につなげようと4日、専用のロゴマークが完成した。官民が企画するイベントや開発した商品などで使用し、地域の認知度向上と機運醸成を図る。
ロゴマークは、12月に立ち上がった官民組織「小泉八雲・セツのドラマをイカしてバケる松江推進協議会」(会長・上定昭仁松江市長)が作成。挿絵画家のウェルドンが描いた「ニューヨークを旅立つ八雲」をモチーフに、並んで旅をする八雲とセツの後ろ姿をイラスト風に仕上げた。
併せて、出雲地方の方言と、いい方向に変化していくという意味合いを組み合わせた専用キャッチコピー「あげ、そげ、ばけ。」を決定。同協議会事務局で松江市観光振興課の大島恵美課長は「ドラマゆかりの街のシンボルマークとして、積極的に活用を促していく」と話した。
ロゴマークとキャッチコピーの使用は市への許可申請が必要。問い合わせは市観光振興課、電話0852(55)5384。
(佐々木一全)