冬型の気圧配置が強まり寒気が流れ込んでいる山陰両県は6日も各地で雪が降り、一部交通機関に影響が出た。松江、鳥取両地方気象台は、9日ごろにかけて大雪の可能性があるとして注意を呼びかけている。
【交通情報】島根、鳥取の道路通行止め、交通機関の運休
【気象情報】山陰両県の積雪深(7日午後)
両地方気象台によると6日午後5時時点の積雪深は島根は赤名(飯南町)45センチ、瑞穂(邑南町)29センチ、横田(奥出雲町)21センチなど。鳥取は大山(大山町)129センチ、鳥取16センチ。
空の便は、出雲空港の隠岐、福岡各1往復2便、鳥取、米子両空港の羽田便各1便が欠航した。
JR西日本は、山口線の新山口ー益田間で特急スーパーおきが終日運休し、宮野ー益田間で普通列車の運転を取りやめた。サンライズ出雲も運休した。
両県は9日ごろまで強い寒気が流れ込む。島根西部の山沿いは7日、鳥取は8日に警報級の大雪となる見込みで、公共交通機関に影響が出ている。
JR西は7日、出雲市ー岡山間の特急やくもと、新山口ー益田間の特急スーパーおきを終日運休する。普通列車は伯備線の新見ー伯耆大山間、木次線の木次ー出雲横田間、山口線の宮野ー益田間で終日運転を取りやめる。因美線は智頭ー美作加茂間で午後8時以降運休。サンライズ出雲も運休を決めた。
米子空港は羽田行き始発便1便が欠航する。
両地方気象台によると、7日午後6時までの24時間降雪量は多い所で島根は平地20~25センチ、山沿い50センチ。鳥取は平地25センチ、山沿い40センチ。8日午後6時までは島根は平地15~30センチ、山沿い50センチ。鳥取は平地40センチ、山沿い70センチ。9日午後6時までは島根は平地15~20センチ、山沿い40センチ。鳥取は平地20センチ、山沿い50センチと予想する。