新型コロナウイルスの感染拡大によって、外出自粛を余儀なくされたり、帰省ができなくなったりした鳥取県出身の学生に向けたオンラインイベントが今月始まる。出身の起業家や若手社会人と気軽に交流、相談できる場を設け、コロナ禍で不安を抱える学生に寄り添う。  (白築昂)

 

 首都圏在住の県出身の若者やファンで構成し、鳥取の魅力を発信するイベントを運営してきた「若い鳥取県応援団」(辻堅太郎団長、会員約120人)が企画した。

 10月にかけて3回開き、初回の8月29日は広告大手・博報堂DYメディアパートナーズミライの事業室の中島慶人さん=鳥取市出身=と、東京・下北沢でわずか1坪の日本茶専門店を運営する青木真吾さん=米子市出身=が登場。

 9月26日は首都圏で働く社会人が仕事や日常生活について語り、最終回の10月17日は首都圏にいながら鳥取と関わる方法について意見交換する。

 首都圏の大学、大学院、短大、専門学校に通う学生が対象で、各回とも午後3時に開始。ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使う。

 参加は無料で、希望者は各回の開催日3日前までに氏名、出身高校を、若い鳥取県応援団に連絡する。

 辻団長は「イベント終了後も同郷の先輩たちに気軽に相談できるネットワークをつくりたい」と話した。

 申し込み、問い合わせは応援団事務局、メールwakaitottori@gmail.com。