4日午前11時40分ごろ、島根県奥出雲町八川のJR木次線八川ー出雲坂根駅間で、木次発備後落合行きトロッコ列車「奥出雲おろち号」(3両編成)がエンジントラブルで立ち往生した。JR西日本米子支社は運転再開には時間を要すると判断し、出雲坂根駅の手前約2キロ地点で運転を打ち切った。

 同支社によると、猛暑の影響でディーゼルエンジンの冷却水温度が上昇し、オーバーヒートを起こした。乗客32人にけがはなく、約2時間半後に代替バス1台に乗り換えた。

 夏休み期間中、おろち号は連日運行しており、この日も定員のほぼ半数の家族連れらがトロッコ列車の旅を楽しんでいた。

 5日以降の運転計画に変更はないという。