レカンフラワーと押し花の作品を鑑賞する来庁者=出雲市今市町、市役所
レカンフラワーと押し花の作品を鑑賞する来庁者=出雲市今市町、市役所

 自然の色と形を残しながら乾燥させた生花を立体的にデザインするレカンフラワーと押し花の作品展が、出雲市役所1階ロビーで開かれている。華やかで工夫を凝らした約40点が来庁者の目を楽しませている。28日午前中まで。

 山陰中央新報文化センター出雲教室などで指導する青山弘枝講師=松江市砂子町=が生徒や愛好者らと企画した。

 山をキャベツ、木々をサニーレタスで表現した「春霞の景色」や、雪にコデマリの花、壁にゴボウ、窓枠にカシワバアジサイを使った「クリスマスの日に」など、色彩が豊かで独創的な作品が並ぶ。

 スライスしたイチゴやキウイ、レモンなどの果実で構成した作品や、切り絵と花でデザイン性を高めた作品もあり目を引く。

 押し花をプリントした服やかばん、マグカップやボールペンといった小物も展示した。

 青山講師は「いろいろな素材を組み合わせて、イメージを自由に表現できるレカンフラワーや押し花の魅力に触れてほしい」と話した。(佐藤一司)