大田市役所の新庁舎整備に関連し、市職員の給与を削減する条例案について、大田市議会(定数18、欠員2)が18日、本会議で採決し、賛成9人、反対6人の賛成多数で原案通り可決し、成立した。審査を付託した総務教育委員会は否決したが覆った。市は2025年度から5年間、役職に応じて給与を2~7%カットし、削減分は総事業費80億円超えを見込む新庁舎整備の資金に充てる。

 本会議で賛成討論に立った自民党系の松村信之議員は、市の財政状況や市職員労働組合が給与削減に合意した点を指摘し...