しまね海洋館アクアス(浜田市・江津市)で、春をテーマにした水槽展示が始まり、花を連想させる名前の魚などが来場者を楽しませている。4月14日まで。
展示しているのは、4種類9匹。体長約15センチのスミレナガハナダイは、春に花が咲く「スミレ」が名前に入る。体の一部が黄色いアケボノチョウチョウウオは枕草子の「春はあけぼの」で始まる一節にちなむ。ヤマブキスズメダイは山吹色の体色が特徴で、ハナビラクマノミは淡いピンクが目を引く。
浜田市清水町から訪れた渡辺純玲(すみれ)ちゃん(2)は「黄色い魚がかわいかった」と笑顔を見せた。担当する魚類展示課の河辺寿子さん(43)は「暖かくなってきたので、館内でも春を感じてほしい」と呼びかけた。(三浦純一)