
―業況はいかがですか。
トヨタ自動車では「マルチパスウェイ(全方位戦略)」を掲げてラインナップを展開しています。ハイブリッド車(HEV)や電気自動車(BEV)、燃料電池車(FCEV)などの電動車をE―TOYOTAと名付けカーボンニュートラルの実現を目指しています。当社の電動車販売比率は6割半ばになっています。
―自動車整備士の不足など、人材確保が業界の課題になっています。
お客さまの安全安心を守る重要な人材です。数年前から高校生を対象にした採用を始め、育成にも力を入れています。昨年は職業体験イベントに参加し、小、中学生に整備士の仕事について知ってもらう機会を設けました。今年は当グループから国内のレースにも参加します。整備技術に自信を持ち、仕事に対して楽しみややりがいを感じながら取り組める魅力的な環境を準備したいと考えます。
―デジタル化が進んでいます。
生産性向上のためにデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組んでいます。一方、接客ではアナログな部分も重要だと考えています。人とのコミュニケーションなどアナログ部分と、デジタル部分を考えていく「STGカレッジ」という教育施設と組織を4月から始動し、社内研修を強化して人材育成を行います。

―地域貢献にも積極的に取り組んでいます。
地域のためになる活動を通して、身近な存在でいようと思っています。昨年もHEV車など電動車の事故対応のため、県内各所の消防本部とレスキュー講習会を開きました。交通事故を防止するため、運転免許センターで高齢者向けに車の安全運転講習も実施しました。今後さらなる活動として新米ドライバーなど若年層への対応も考えたいと思っています。
―今後の展望は。
これからの時代においても「島根トヨタグループを選んで良かった」と評価いただける〝人〟づくりを着実に行い、今以上に地域から必要とされる企業を目指していきます。


若い時の挑戦や経験は後々、役に立つことが沢山あります。好奇心を持ち、物事や人に興味関心を持って行動していけば、豊かな人間性が身についていくと思います。
そんな豊かな人間性を持ち、自分以外の方々やこの地域のために働きたいと思っておられる方は是非、一緒に働きましょう。地域を盛り上げていきましょう!
野々村健志=島根県松江市出身(43歳)2022年に現職に就任。
大学卒業後、トヨタ自動車に入社し、生産管理部門、国内営業部門、米国トヨタで勤務しておりました。2013年に島根に戻り、島根トヨタグループの業務に従事しています。
昨年、約10㎏のダイエットに成功したので、これをキープ出来るようトレーニングに励みたいと思います。
