賞状を手にする原禎幸さん(左)と斐川町相撲連盟の原秀範会長(中央)=出雲市今市町、市役所
賞状を手にする原禎幸さん(左)と斐川町相撲連盟の原秀範会長(中央)=出雲市今市町、市役所

 出雲市の2024年度市民文化賞表彰式がこのほどあり、文化活動分野は段ボールクラフト作家の原禎幸(よしゆき)さん(70)=出雲市湖陵町三部、スポーツ活動分野は斐川町相撲連盟が選ばれた。

 文化やスポーツの分野で顕著な功績を残した個人・団体に贈られる。元国鉄職員の原さんは段ボールを組み合わせて山陰地方のJRの駅舎や新旧の鉄道車両、神社仏閣を再現する作品に取り組む。

 斐川町相撲連盟は25年ほど前に設立し、相撲道場を運営する。子ども向けに週1回練習会を開くほか、小学校で相撲を指導する。国技・相撲の普及や発展、相撲文化の伝承に貢献する。

 飯塚俊之市長から表彰を受け、原さんは「意義のある賞をいただきありがたい。今後も懐かしんでもらえるような作品を作りたい」とあいさつ。斐川町相撲連盟の原秀範会長(66)は「相撲文化の伝承と魅力の発信を続けたい」と意気込んだ。(黒沢悠太)