―市長就任以来、安来市立病院(安来市広瀬町広瀬)の存続を懸案事項の一つとしている。そもそもなぜ市立病院は必要なのか。

 「合併前の旧広瀬町が町立病院として開き、合併後は安来市立病院として中山間地のいわゆるへき地医療を担っている。採算がとれない医療を担うのが市の役割だ。今後も存続させたい」

 ―存続に向けた問題点の一つに医療従事者のマンパワー不足があると考える。なぜ解消が難しいのか。

 「島根県内では比較的医師数が多い松江医療圏域にある安来市だが、県保健医療計画では過疎地域、医師少数スポットとして位置付け...