反射材を巻いたつえを手に踊り、効果を紹介する安来署員∥安来市安来町、安来第一病院
反射材を巻いたつえを手に踊り、効果を紹介する安来署員∥安来市安来町、安来第一病院

 【安来】島根県警音楽隊と安来署員が29日、安来市安来町の安来第一病院で、入院患者や職員ら約150人を前に演奏やダンスを披露し、特殊詐欺の被害防止、夜間の交通事故防止を呼びかけた。

 県警音楽隊は19人が出演した。アニメの主題歌や石原裕次郎のヒット曲メドレーなど、アンコールを含めて計12曲を演奏し、参加者は歌に合わせて手拍子して楽しんだ。

 幕あいには安来署員が、電話で警察官をかたる特殊詐欺の手口を説明。また、反射材テープを巻いたつえを手に「マツケンサンバ2」の演奏に合わせて踊り、懐中電灯を照射して反射材の効果を紹介した。

 同署と同病院を運営する社会医療法人昌林会は2024年8月、職員が見守りなどに取り組む「安心安全な安来市を実現するための協定」を締結した。杉原勉院長は「吹奏楽の迫力ある演奏に感動した。県警、安来署とともに安心安全な地域社会の実現に向けた歩みを進めたい」と話した。(中山竜一)