【北栄】鳥取県北栄町で15日、すいか・ながいも健康マラソンがあり、招待選手で同県琴浦町出身のランナー・岡本直己(なおき)さん(41)=中国電力=ら4217人が初夏の走りを楽しんだ。
北栄町由良宿のお台場公園の会場を発着する全長10キロと3キロの2コースがあり、10キロコースでは大栄スイカの農園の合間を選手が駆け抜けた。スイカとナガイモのとろろ汁の提供もあり、選手らが疲れた体を癒やした。
岡本さんは由良育英高校(現・鳥取中央育英高校)出身で、2012年の世界ハーフマラソンなどで日本代表を経験した。19年の全国都道府県対抗男子駅伝で通算134人抜きを果たし今年、現役を引退した。大会は高校2年生以来の参加といい「ランナーやスタッフとの距離感が近くて楽しい大会だった。スイカも水分補給にぴったりだった」と話した。
大会は北栄町と町教育委員会、実行委員会が主催。今年は町制施行20周年を記念し、岡本選手を招いた。
(中村和磨)