映画『砂の器』のロケ地になったJR木次線の出雲八代駅=島根県奥出雲町馬馳
映画『砂の器』のロケ地になったJR木次線の出雲八代駅=島根県奥出雲町馬馳

 島根県奥出雲町亀嵩が重要な舞台となった名作映画『砂の器』(1974年)を取り上げた山陰中央新報社文化センター特別講座「地域の視点で観(み)る映画『砂の器』」が7月5日午前10時から、出雲市今市町のパルメイト出雲4階ホールである。同市で再上映されるのを前に、同作品に関する著書もある元NHKプロデューサー村田英治さんが、作品の魅力を語る。

 村田さんは奥出雲町生まれで、小学生の時に『砂の器』ロケに遭遇した。NHK退職後、作品と地域との関わりを記した本「『砂の器』と木次線」を出版。4~6月には文化センター松江教室で連続講座「『砂の器』と木次線 再発見!」を開き、好評を得た。

 上映は11~24日、T・ジョイ出雲(同市大塚町)である。午前中に旧作を上映する「午前十時の映画祭」の一環。奥出雲の懐かしい風景も映し出される名作をスクリーンで味わえる機会に、作品の魅力やロケが行われた木次線沿線地域に関わるエピソードを語る。

 講座は1時間半の予定。受講料2200円。申し込み、問い合わせは文化センター出雲教室、電話0853(23)0456、フリーダイヤル(0120)230457。