園路に倒木したコシアブラ=米子市車尾(米子市提供)
園路に倒木したコシアブラ=米子市車尾(米子市提供)

 米子市車尾の東山公園内の園路で9日朝、道路脇の斜面に植わっていた高さ約10メートル、根元の直径約35センチのコシアブラが倒れ、自転車で通りかかった中学生が巻き込まれて腕や腰などを打撲する事故があった。中学生は搬送された後、既に帰宅しているという。

 市によると、根元部分の腐食により倒れたとみられる。現場は市有地で、道路の上まで枝が伸びるなどした際は伐採しているが、定期的な点検はしていないという。

 事故を受けて市は公立小中学校34校に通学路で倒壊する恐れのあるブロック塀や木がないか点検、報告するよう指示した。

 市都市整備課の本干尾崇史課長は「けがをされた方への対応を進めるとともに倒木があったエリアの点検を行い、再発防止に努める」と話した。
 (中島諒)