新聞に目を通し、気になる記事を選ぶ生徒=島根県邑南町矢上、矢上高校
新聞に目を通し、気になる記事を選ぶ生徒=島根県邑南町矢上、矢上高校

 NIEチャレンジ校(実践指定校)2年目の島根県立矢上高校(島根県邑南町矢上)で14日、新聞教室があり、1、2年生157人が記事の構成や時間をかけずに新聞を読む方法を学んだ。

 生徒はまず、山陰中央新報の紙面から答えを探すクイズに挑戦。山陰中央新報社NIE担当の説明を受けながら各面に目を通し、身近な地域の話題から世界情勢まで幅広い情報が載る新聞の特徴を理解した。

 見出し、リード(第1段落)、本文で構成する新聞記事は、大事なことを先に書く「逆三角形」のスタイルになっており、1面から見出しとリードだけに目を通す「朝10分で世の中の動きをつかむ新聞の読み方」も習った。

 実際に10分間、新聞に目を通し、気になる記事を切り抜いて自分の考えを書く「スクラップ体験」を行い、2人1組で記事を紹介し合い、意見交換した。

 日頃はスマートフォンでニュースを見るという1年生の宮本羚央さん(16)は「新聞はテレビのニュースより詳しい状況が分かり、文章を書く力や理解する力がつくと思った。これからも読みたい」と話した。