【出雲】詩と絵を組み合わせた「詩画(うたえ)」作家、はらだとしこさん(69)=米子市三本松3丁目=の個展が、出雲市斐川町直江のおかやギャラリーで開かれている。自身2作目となる詩画とエッセー集の原画や近作など独特の感性で表現された100点が、何げない日常の素晴らしさを感じさせる。無料。24日まで。
30年前から活動するはらださんは、今年3月に詩画とエッセー集「ふたり風にならないかい」を自費出版。高校時代の同級生でギャラリーを持つおかやの岡順子専務が作品を知ってもらおうと開いた。
カラフルな魚に食べられそうなフグの絵に「わたくしこう見えても毒がありますぜ」と付け、自身が好きなソフトクリームとペンギンを表現した「ソフトクリムを食べに行かう」などユニークな作品が、来場者を楽しませる。
コロナ禍で気落ちしそうなニュースが多い中、「平常心、明るく、朗らか」をモットーに創作するはらださんは「変わらない日常を切り取った作品に共感してもらえたらうれしい」と話した。
午前10時半~午後5時。最終日は午後4時まで。
(松本直也)