デフリンピックを表す手話をする山田萌心選手(左)と佐々岡希花選手=益田市常盤町、市役所前
デフリンピックを表す手話をする山田萌心選手(左)と佐々岡希花選手=益田市常盤町、市役所前

 【益田】国際スポーツ大会「東京2025デフリンピック」を盛り上げようと、卓球日本代表の山田萌心選手(明誠高校2年)と佐々岡希花選手(浜田ろう学校高等部1年)=リザーブ=とともに、全国巡回中のキャラバンがこのほど、益田市役所を訪れた。

 市役所職員や市民ら約50人が応援うちわを持ち寄り、両手をひらひらと振る拍手の手話で選手たちを歓迎した。

 島根県ろうあ連盟の井上隆連盟長が「デフリンピックの認知度を上げて盛り上げたい。応援をよろしくお願いします」とあいさつ。市福祉環境部の和崎幹弘部長が「大会出場は市民に勇気や元気を与えてくれる。市民と一緒に盛り上げるので、頑張ってほしい」と激励した。

 山田選手は「金メダルを目指し全力で頑張る。緊張せずにいい試合を見せたい」と決意を披露し、佐々岡選手は「出場選手が頑張っていい試合ができるよう、全力でサポートする」と話した。キャラバンは出雲、松江、雲南各市など島根県内を巡回した。(堀尾珠里花)